2013年10月15日

観光ガイド東部地区研修会

ガイドの北村です。
10月12日(土)に観光ガイド東部地区研修会が行われました。
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各地域でいろいろなイベントが開催されている時でしたが、高知市・安芸市・奈半利町などのガイド団体・県庁おもてなし課・室戸市内の方々が参加してくださり、わたくし達室戸市観光ガイドの会会員も有意義な研修ができました。

先ず室戸青少年自然の家の片山 貞実先生の「南海トラフ地震に対する室戸青少年自然の家の対応について」、続いて海洋研究開発機構理事長 平 朝彦先生の「高知の地質から世界が見える」と云う演題でのお話しがありました。

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片山先生のお話しの中で、「室戸青少年自然の家では、利用者に南海地震・津波に関する啓蒙活動をして行きたい。それは、見て・触れて・考える事によって海への親近感、畏敬の念を育む事。また、住民への呼びかけなど自然の家の活動を大いに利用してもらいたい。」と云うところがあり、室戸市にとって欠かせない施設であることを再認識しました。
それから、とっても参考にしたいお話し
* 避難する際依存してはならないものそれは、携帯電話・インターネット・行政
 (行政も被災しているのです)、信じないのではなく、頼らないと云う事。
* 避難は整然とではなく、冷静だが大げさに周りに大変な事が起こっていることがわかるようにする。

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後半の平先生のお話しは、少し専門的でした。プレートテクトニクスが証明された高知県の海岸のメランジュ層・タービダイト層、そのタービダイト層は富士山近くの富士川からの土砂で成り立っている・四国沖海底資源の可能性・室戸岬や足摺岬が尖っている訳などなど、ガイドの参考にさせてもらえそうなお話し盛りだくさん。

また、JAMSTECが開発整備と運用している四国沖のDONETUの情報収集施設が旧室戸東中学校に置かれて、2年後に出来るジオパーク拠点施設と併せて教育・防災などにいろいろ面白い方法で活用出来るというお話もありました。

因みに平先生は、千葉県浦安市にお住まいで東日本大震災では、お宅が液状化の被害に遭われたとか。

講演のあとは、先生と一緒に記念撮影。
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その後は、ガイド団体の意見交換で研修会を終了しました。
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次回は奈半利町の担当だそうです。
posted by ジオ案内びと at 19:37| Comment(3) | 研修・講座
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